GOSOLO!!

どうも、朝マック限定メニュー「マックグリドル」の虜になってしまった男です。具は普通のバーガーに同じくベーコンや卵なのに、バンズはメープル風味のパンケーキ。このギャップがクセになる！

というわけで、日本一周旅12,13日目、in山形です。今回は山形で、日本百名山としても知られる月山に登ってきました。

今も疲れが取れずヘナヘナ状態なのですが、思い返せばとっても楽しい日でした！その様子、ぜひご覧ください！

月山登山【12日目】

極寒の車中泊

さて、月山には様々な登山ルートがあります。ルートによってその難易度も様々なのですが、今回は中級、姥沢口ルートを攻めることにしました。

ということで、前日（11日）はそのスタート地点である姥沢駐車場で車中泊です。

真っ暗な坂道。うねるカーブ。ディメンター（ハリーポッターの敵キャラ）の如く襲い掛かってくる霧。これらをかいくぐり夜8時半、なんとか姥沢駐車場に到着です。車は他に2台停まっていました。

この日はここで車中泊です。が、これがまぁ、とにかく大変！まずその日、登山前日の姥沢駐車場はあいにくの強風！

おまけに気温、なんと17℃！以前黒部ダム近くの駐車場で車中泊したときより低い！

「ゴァーーッ！！」とうなる風。揺れる車体。下がる体温。いや寝れない！

ということで、とりあえず車内に積んでいた寝袋を引っ張り出し、くるまって暖をとります。無理やり意識を落として、その日は何とか就寝です。

早朝、いざ出発！

おはようございます。朝5時半、起床です。相も変わらず寒いです。太陽もまだ登り切っていないのです...。加えて、今日は雲多めの様ですね...。

駐車場近くのトイレでお手洗いを済ませ、お着換えします。山は標高が上がれば上がるほど寒くなるので、夏でも長袖長ズボン(もしくはタイツなど)必須です！

ウィンドブレーカーなど羽織れるものにして、適宜脱いだり着たりできる物だとよさそうですね。という記事を読みました。

車内で軽く朝食をとり、準備運動を済ませ、時刻は7時。さぁ、いざ出発です！行ってきます！！

受付小屋で美化協力金200円を支払い、入山です。しばらく進むと、こんな分岐があります。

姥沢口ルートでは、リフト(片道600円・往復1,100円)を利用して途中まで進むことができるのです。が、リフトは8時から。今は7時15分。おまけに僕は貧乏学生。

当然、リフトなど使わない！信じるは己の足のみ！！というわけで、右手へ進みます。いざ登山道。

しばらくはこのような道を進みます。整備されているため歩きやすい道ではあるのですが、前日の雨もあって地面はぬかるみ、ところどころには水たまりが。注意して進みます。

序盤は木が生い茂っており、景色はあまり見えません。周囲の木々や沢を楽しみつつ、進んでいきます。

ですがしばらく歩けば、景色は開けてきます！あいにく雲は多めですが、この時点でかなりいい景色ですね！

この時点で標高はそこそこ高く、いつもより雲に近いため、雲がゆっくり動いているのが分かります。

時折、雲のすき間から日光がこぼれ、山肌にさし込みます。陽が差しては隠れ、また顔をのぞかせては、また隠れ。

瞬間瞬間で異なる、絶えず流動的に変化する景色。快晴の日には見られなかった光景です！

「今日は曇りかぁ」と少し落ち込んでいましたが、こんなのも悪くないですね！

ただ、更に進み標高が上がると、深い霧が一気に立ち込めます。このレベルになると、周囲の景色は一気にふさがれ、前・後ろにいたはずの他の登山者さんの姿すら見えなくなります。

一人取り残されたような気分になり、なんだかさみしい。

霧の中なんとか足を進め、時刻は8時15分。なんやかんやで1時間以上歩き続けていました。疲労感が徐々に正体を現わしてきます。

加えて辺りは未だ深い霧。さみしさと疲れを紛らわすため、ここらでおやつタイム！持ってきた行動食(おやつ)をいただきます。

当たり前ですが、ごみはしっかりと持ち帰りましょうね！

さて、ひと段落ついたところで再出発です。疲れと寂しさに負けないよう、ここらでイヤホンを装着！最近ハマっているCreepy Nutsを流しながら、一歩一歩足を進めていきます。

ノリノリな曲とシンクロし、僕の体内リズムも徐々にアガってきましたよ！このテンションのまま、ガンガン進んでいきます！

さて、時刻は8時半。牛首分岐に到着です。ここでリフトを利用した人と合流になるんですね。

ここまで登ってきた距離、2.8km。そして山頂までは残り1.1km。これならいける！気合い入れてけ！

月山、登頂

実は本当の勝負はここからでした...。霧は更に濃くなり、風も更に強く。また山道も傾斜はきつくなり、ゴツゴツした岩ばかりの道になっていきます。ここからこの道を進むのはなかなかにしんどい！

そんな険しい道をひたすらに進んでいきます。この時には既に景色を見たり、何かを考えたりする余裕はありませんでした...。

おまけに霧で水分をまとった岩は滑りやすく、注意していないと転びそうに。ただただ足元に集中しつつ、一心不乱に足を動かしていきます。

そうして登り続けること、時刻は9時13分。入山から2時間弱。おぼろげながらに小屋らしきものが見えてきました！そうです、頂上小屋です！

正直霧が濃すぎて、登頂したことに初め気が付きませんでした。しかし『月山頂上小屋』の看板を見つけたその瞬間、一気に達成感がこみ上げます！やった、登頂だ！！

月山頂上には神社があり、参拝していくことができます。しかし風も強く、霧も濃く、おまけに超寒い！

せっかく頂上にきたところなのですが、長居することもなく早々に下山です。

姥ヶ岳、登頂

その後寒さに震えながら下山し、先ほどの牛首分岐まで戻って来ました。ここから先ほどのルートと別の分岐方向へ行きます。

目指すはもう一つの山、姥ヶ岳です！相も変わらず、霧で真っ白な世界を進んでいきます。

しかし！霧の中を歩き続けていたその道中、奇跡が起こります。雲が引き、太陽が、周囲の景色があらわになっていくのです！

霧は徐々に晴れていき、ついには辺り一面がはっきりくっきり見えるまでに。

ここまで来ると、緑の山肌の、その美しさまでもはっきりと感じ取れますね。後ろを振り返れば、これまで登ってきた道が鮮明に姿を見せています。

僕は今まで、こんなに美しい大地を踏みしめていたのか...。

さて、霧も晴れてきたことで、僕の疲れも一気に吹き飛んでいきます。自然と足取りも軽くなっていく。姥ヶ岳山頂まで、一気に進んでいきます！

真緑な大地を闊歩する足も、写真を取る手も、もう誰にも止められません！

そして10時50分。ついに姥ヶ岳登頂です！とてつもない達成感がこみ上げてきます。景色も最高！頑張ってよかった！！

ベンチに座り柿ピー(梅)を食べつつ、しばらくその余韻を味わい尽くします。

さて、山頂の景色を堪能しつくしたら、いよいよ下山です。景色を眺める視点が徐々に下がっていくにつれ「この登山の終わり」が感じられてしまい、なんだか寂しい気持ちに。

やや重たい足取りで、一歩一歩坂を下っていきます。

そうして降りていくうちに、気づけばリフト乗り場の前に。行きは「信じるは己の足のみ！」とか言っていましたが、帰りはリフトの誘惑に負けてしまいました。600円を支払い、リフトで優雅に下山。

リフトは想像以上に長い距離を下っていきます。こんな長い距離をこの足で登っていたんだという実感が改めて湧いてきます。

そんなこんなで駐車場に戻ってきました。月山姥沢口ルート、制覇です！その日は満足感と疲労感でいっぱい。それはもう、ぐっすり就寝できました！

天童観光【13日目】

おはようございます。山形2日目です。今日はまた天気が雨に逆戻りとのことで。登山の疲れも残り、気分はやや憂うつ気味。

というわけで、今日は運転メインにして、もうゆっくり過ごそう。

ただ、途中将棋駒で有名な天童へは寄ることに。寄ったのは将棋むら天童タワーです！

こちらは将棋駒にちなんだお土産のほか、駒に文字を書いたりする体験などもできます！今度ゆっくり観光に来た際は、そちらも挑戦してみたいですね！

その後マックに寄り、マックグリドル（今日はソーセージエッグ）を食べながらこの記事を執筆です。いや、本当においしい。

結局、一心不乱にマックグリドルを完食。残ったコーヒーで粘りつつ、昨日の様子や感じたことなどを思い返しながら、キーボードを叩きます。

ただやっぱり思うのは、その日にしか書けないものがあるな、と。登山中に感じた様々な考え・感情は、そのいくつかは確実に僕の記憶から抜け落ちてしまっています。

仮に残っていたとしても、即ち「あぁ、あの時こんなこと考えたよな。」と覚えていたとしても、その鮮度は1日経過したことで確実に落ちてしまっています。

その日のうちに、なんならそれを感じたその瞬間にメモしておくべきだったかも。

今回の月山登山のように大きなアクションを起こした日ほど、その日のうちに書いておきたい、残しておきたい感情がたくさん生まれる。でもそんな日ほど疲れも大きいから、結局それを文章などで形に残すのは後回しになる。ひどいジレンマですね。

なんて考えながら記事執筆はおわり！気づけばコーヒーぬるくなっちゃっていますね。今日はそのまま次の目的地、秋田県へ車を走らせます。さようなら、山形！

おわりに

いかがでしたでしょうか！今回は日本一周 in山形でした。広島から始まったこの旅も、いよいよ東北まで来ましたね。

実はもともと今回の「月山登山」は全く考えておらず、登山するつもりもありませんでした。

「日本一周中に登山って、おもろいんじゃない？」というふとした好奇心を基に、この旅中に計画したものなんですね。

ですが、なかなかいいものですね、登山。割と冗談抜きに、僕の今後の趣味の1つになりそうです。また機会があったら登山、してみたいです。

というわけで、今回はここまで！明日の目的地は秋田県です。ぜひそちらも見に来てくれたらうれしいです！それでは！！